• 子どもに絵本を選ぶなら 絵本情報サイト 絵本ナビ
  • 絵本の定期購読サービス 毎月お届け 絵本クラブ
  • 子どもに本・教材を選ぶなら「まなびナビ」学ぶ喜びをお届けします
  • 子どもの「できる」をみんなで応援する できるナビ
  • 絵本引取サービス ハッピーリユースプログラム
みんなでつくる子育て百科、できるナビ by 絵本ナビ
絵本ごはんコンテスト2014   絵本ごはんコンテスト2014
  • ホーム
  • みんなのできるレシピを探す
  • レシピ募集中
  • 未就学児
  • 0・1・2歳
  • 3・4・5・6歳
  • 小学生
  • 小学1・2年生
  • 小学3・4年生
  • 小学5・6年生
  • パパ・ママ

できるナビホーム> 子どもの花粉症を治療するコツは?> (3)わが子にあった花粉症の治療を選択しよう

プロのコツ

子どもの花粉症を治療するコツは?のレシピ

(3)わが子にあった花粉症の治療を選択しよう

投稿者:
野田絵理さん(小児科医)
公開日:
2014.05.01
(3)わが子にあった花粉症の治療を選択しよう
最近は子どもを対象とする飲みやすい形状の薬や服用回数の少ない薬が発売され、幼児に対しても比較的使用しやすくなりました。
学童の約半数にダニやスギなどの抗原に感作(アレルギーが出やすい状態になること)が認められ、子どものアレルギー性鼻炎が増加している状況をふまえると、これからは子どもに対して早くから治療や予防を行うことが求められると思います。
できた年齢 ママ
できるまでの期間 1ヵ月

ステップ1


※画像をクリックすると拡大表示されます
【セルフケア】

アレルゲン(アレルギー症状を引き起こす原因)対策は治療の基本です!
地域の花粉症情報に注意し、早めのマスク着用や花粉防護具の使用が大切です。
ただし、子どもの心身の発達を考えると、外遊びを厳しく制限することは難しいですよね。少なくとも屋内に花粉を持ち込まないように、家族が協力しましょう。
また、感染やアレルゲンによる鼻や喉の気道の上皮細胞(※皮膚や粘膜など上皮組織を形成する細胞)が破れることがきっかけとなりアレルギー性炎症が引き起こされます。
日頃からの感染予防や丈夫な身体作り、受動喫煙を避ける、鼻をかむ習慣などを心がけることも有効です。

ガイドラインによる対策を、表でご紹介します。

ステップ2

【薬物療法】
(1)内服薬

●抗ヒスタミン薬:
薬物療法の中心です。第2世代抗ヒスタミンH1受容体拮抗薬(1983年以降に発売された抗ヒスタミン薬)は、第1世代(抗ヒスタミン薬のうち第二世代抗ヒスタミン薬の開発以前に使用されていた薬剤)のものにくらべて副作用(鎮静作用、眠気、倦怠感など)が減り、効果が優れています。
【小児に使用される主な抗ヒスタミン薬】
第1世代⇒タベジール®、アリメジン®、ペリアクチン®、ザジテン®、ゼスラン®、ニポラジン®など
第2世代⇒アレジオン®、アレグラ®、アレロック®、ジルテック®、クラリチン®など

●ロイコトリエン受容体拮抗薬:
鼻づまりだけでなく、くしゃみや鼻汁にも効果がある。
喘息のコントロール薬としても使われている。

ステップ3

【薬物療法】
(2)局所用薬

●鼻噴霧用ステロイド薬:
効果は高く、またあらわれるのはやや早く、「くしゃみ、鼻水、鼻づまり」の3大症状に等しく効果があり、投与した鼻穴のみに効果があらわれる、という特徴があります。
現在小児用に量が設定されているものは、アルデシンAQネーザル®とフルナーゼ®、ナゾネックス®の3種類です。使用できるのは4~5歳以上で好き嫌いがあります。
可能性は高くないですが、全身や局所の副作用を認識して使用したほうが良いでしょう。

●点鼻用血管収縮薬:
鼻づまりがすぐに、また一時的に軽減しますが、副作用として薬物性の鼻炎や呼吸を抑制してしまう場合があるので、乳幼児には使用しません。
年長児で鼻づまりが強くやむを得ない場合のみ、短期間使用します。

ステップ4

【薬物療法の注意点】

くしゃみ・鼻水を主とする花粉症の症状のタイプには第2世代抗ヒスタミンH1受容体拮抗薬が、鼻づまりを主とするタイプではロイコトリエン受容体拮抗薬が使われます。

重症な場合は1種類の薬での治療は難しく、局所(体の一部)用の薬を併用します。
子どもは感染などにより症状が変化しやすいので、長期間ダラダラと使用するのは控えましょう。症状が改善するなど変化があれば主治医と相談して薬の調整をしてもらってください。

ステップ5

【花粉症 初期の療法】
 
少しでも症状があらわれた時点でヒスタミンH1受容体拮抗薬の内服を開始し、経過により早めに鼻噴霧用ステロイド薬などを併用します。
本格的な花粉飛散の1~2週間前には開始した方が効果的です。

ステップ6

【免疫療法】

他の治療法が症状を軽くする治療であることに対して、根本治療(症状や病気の真の原因となっているものを治したり取り除いたりする治療法)になり得る方法であり、その治療効果も認められています。
実際に行っている医療機関が限られているため、治療されている患者さんは少ないのが現状です。

●皮下免疫療法:
スギ花粉のアレルゲンを体内に注射し、徐々に濃度を増やしていくことによりスギ花粉への免疫を高めていく方法です。注射で痛みを伴い、まれながら副反応もあり、長期間の根気のいる治療方法です。

●舌下療法:
スギ花粉から精製された液を舌の下に数滴たらし、数分間保持するだけの治療です。スギ花粉が飛散開始する約2ヶ月前から治療を開始し、花粉飛散終了時まで行います。
注射でないため痛みがなく、通院回数も少なく、安全性も高いとされます。
今年小児に保険適応が認められたので、利便性や安全性を考えると今後大きな期待がよせられます。

できるコツ・ポイント

●保護者は子どもの普段の生活で花粉症の症状がどのような支障があるかを具体的に主治医に伝えて治療に生かそう。
●花粉症は「治癒」は難しくても、「コントロール」は可能!
●薬剤の開発が進み、治療の選択肢が広がっている!
●薬剤の使用について不安なことは、主治医に積極的に相談しよう!

できた!レポートを書く

「子どもの花粉症を治療するコツは?」のおすすめレシピ

  • (1)うちの子は花粉症?日頃から注意して観察を!

    レシピ:(1)うちの子は花粉症?日頃から注意して観察を!

    花粉症はスギやヒノキなどの花粉を吸い込んでアレルギーを起こす病気です。 アレルギー性鼻炎のひとつですが、花粉が舞う時期だけ起こるので、季節性アレルギー性鼻炎とも呼ばれます。

    公開日:2014.04.16  By 野田絵理さん (小児科医)

    いいね!0件 できた!レポート0件

  • (2)症状が出たらまずは受診を!

    レシピ:(2)症状が出たらまずは受診を!

    花粉症の時期は風邪をひく機会も多く、鼻症状がアレルギーなのか感染によるものか判断に迷う事もあります。 最近は、スギ花粉症の情報が多くなり、2月から4月にかけての子どもが繰り返すくしゃみ、透明の鼻水、鼻づまり、眼のかゆみなどの症状がみられると、「花粉症かもしれない」という保護者の判断で、幼児や学童でも受診することが増えています。

    公開日:2014.04.23  By 野田絵理さん (小児科医)

    いいね!0件 できた!レポート0件

野田絵理

野田絵理さん

小児科医

プロフィール
小児科医師
医学博士 日本小児科学会専門医
広沢こどもクリニック勤務
2児の母

(経歴)
平成8年 杏林大学医学部卒業
平成8年~杏林大学附属病院小児科、
平成18年~公立昭和病院小児科、
平成27年~広沢こどもクリニックに勤務、現在に至る。

得意分野は未熟児、新生児。
地域の子供達が無事に成長することを願って診療しています。

(資格)
医学博士
日本小児科学会専門医
できるナビ監修にあたって
毎日の育児は楽しい、でも戸惑うことも多い、というのが実感です。
子どもを持つ親として、小児科医として、同世代のママ・パパ達の不安が少しでも解消し、楽しく育児できる様な情報をご紹介できたらと思っています。

あなたのいいね!が追加されました。
一緒にコメントを送りませんか?

(あと30文字)
  • キャンセル